ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『夜想花』【DUNE[10th Anniversary Edition]:12曲目】の感想

夜想花』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の12曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『夜想花』

 

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

夜想花』は12曲目に収録。

ボーナストラックの2曲目。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

不穏でおどろおどろしい雰囲気です。

寒さや冷たさを感じます。

孤独な主人公が、暗い場所で静かに助けを求めているようです。

暗さで周りが見えず、空間は狭いようにも、広いようにも感じます。

曲の構成別の感想

イントロ

定期的に鳴る鈴の音がします。

Aメロ1

繰り返すギターのフレーズが幻想の中でさまよっているのを感じさせます。

鈴の音も継続。

霧が立ち込めた薄暗い空間を進んでいく様子が浮かびます。

演奏から寒さを感じます。

深く響くボーカルからも、温度の低さを感じます。

サビ1

鈴の音とさまよいギター。

温度が低くて、深く響くボーカル。

最後少し強いボーカル。

間奏1

重いドラムの音がするたびに、どこかへ落ちていくようです。

カランとした音は、主人公を夢の中へ誘っている何かを想像させます。

その何かは、カランとした高い音から、キラキラと光るもののように感じます。

鈴の音とさまよいギターも継続中。

Aメロ2

定期的な鈴の音。

さまよいフレーズを繰り返すギター。

温度が低くて深く響くボーカル。

ジャランとしたギターも加わります。

サビ2

重いドラムの音が入ります。

段々と、深く沈んでいくようです。

鈴の音とさまよいギターもあり。

最後のボーカルは強めです。

Aメロ3

鈴の音はなし。

鈴の音がここで途切れることによって、心臓の鼓動が止まりかけていることを表しているようです。

さまよいギターはあり。

最後の方に動物の遠吠えのような高音のギター。

間奏2

鈴の音が復活。

さまよいギター、ジャランギターあり。

カランとした音。

動物の遠吠えのようなギターの音が、高音と低音で鳴ります。

この遠吠えのようなギターから、空間の広さと温度の低さを感じます。

サビ3

重いドラムの音が増えます。

遠吠えギター。

力なくかすれるようなボーカル。

Aメロ4

重さが軽くなったような、力ないボーカル。

鈴の音とさまよいギターあり。

後半に低音・高音の遠吠えギター。

アウトロ

ギターの明確でハッとするような演奏。

区切りを表しているようです。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):74度

不穏でおどろおどろしく幻想的です。

寒さと主人公の孤独を感じます。

暗闇の中に、キラキラとしたものも光っているような気もします。

空間も狭いような、広いような。

どこかへ深く沈んでいくような感覚になります。

この曲の全体好き度は、74度です。

歌詞好き度(0度〜100度):77度

歌詞はこちらです。

夜想花/L'Arc~en~Ciel-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

 

歌詞のサイトを探しているときに、他の人の解釈か何かが目に入ってしまいました。

 

病床に臥している危篤の主人公が恋人をどうのというものです。

ちらっと見に行ったら、作詞者のhydeさんのインタビューではなく、一個人の解釈のようでした。

途中で切り上げましたが、その解釈を見たら、そうとしか思えなくなってしまいました。

以下は、それを踏まえた上での感想です。

 

命の火が消えそうな主人公のかたわらに、主人公の大切な誰かが寄り添っているようです。

それは恋人か妻か子どもか、親か友人か、わかりません。

主人公は幻覚が現れながら、想い出も思い出している様子です。

そして、その相手の声を欲しています。

自分の命が消えてしまうまで聞かせて欲しいと。

主人公は、自分の命がもう長くないと悟っているのも読み取れます。

 

今回は人の解釈に乗ってしまったので、なるほどと思う反面、残念でもありました。

それは置いておいて。

 

幻想的な雰囲気と、主人公の不安、寂しさが感じられます。

言葉の表現が美しく、不安からの少し幼い言い回しに惹かれます。

この曲の歌詞好き度は、77度です。

楽曲好き度(0度〜100度):80度

定期的に鳴る鈴の音は夢の中を歩いているようです。

繰り返すギターのフレーズが幻想の中でさまよっているのを感じさせます。

 

ベースの音は最初はわからなかったので、『夜想花』のベースをカバーしている人の動画を観て確認しました。

確認してからまたラルクの『夜想花』を聴いてみても、わかりにくかったです。

私は、まだまだベースが聞こえる耳にはなっていないようです。

なので、ベースの感想がほとんどない状態になってしまいました。

 

ボーカルは最初は深く響き、低い温度を感じさせるようでもあります。

お願いする歌詞のところでは、ボーカルが軽く力なくなります。

最後の方のボーカルも、力なく軽くなっている気がします。

 

曲を通して、暗く寒く不安な雰囲気です。

不安や空間を感じる、遠吠えのようなギターの音が良いです。

重く響くドラムの音も心に深く入ってくるようです。

全体的に重く深く、曲の世界に沈み込んでいくような感覚になります。

この曲の楽曲好き度は、80度です。

好き度総合(0度〜300度):231度

  • 印象好き度:74度
  • 歌詞好き度:77度
  • 楽曲好き度:80度

合わせて233度です。

曲の好みなところ

不穏でおどろおどろしい雰囲気に引き込まれるところが好きです。

ときには深く響き、ときには儚くちぎれそうなボーカルも良いです。

遠吠えのようなギターも空間を感じて、歌の世界が広がります。

重く響くドラムも心にズシンときます。

曲の好みじゃないところ

好みじゃないというか、ベースの音がよく聞こえない耳ですみませんといった感じです。

 

あと、ジャランとしたギターの意味がわかりませんでした。

なんで鳴っているんだろう?みたいな。

この曲が合うシチュエーション

静かに歌の世界に沈み込みたいときに、この曲を聴けば良いのではないでしょうか。

 

 

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