ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『White Feathers』【Tierra:10曲目】の感想

『White Feathers』はアルバム『Tierra』の10曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『White Feathers』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『Tierra』

1994年7月14日発売。

 

 メジャーデビュー後最初にリリースしたオリジナルアルバム。

発売元はKi/oon Sony Records。 

 

『White Feathers』は10曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

イントロは明るく爽やかな感じで、郷愁もある気がします。

Aメロなどはちょっと停滞した感じです。

サビになって、空間の広がりや明るさを感じるようになります。

そしてまた停滞した感じになって、サビで開かれます。

 

聞こえてくる歌詞なども考えると、世界に出たいけれど、出られない人の話のように思われます。

視点は第三者からのもののようです。

 

高い何かの音や、コーラス(?)によって、曲に透明感を感じます。

曲の構成別の感想

イントロ

ギターに明るさとあたたかみがあります。

高い音のピアノからは、爽やかさと崇高さも感じます。

ドラムもなんとなくあたたかくやわらかい感じがします。

 

途中から、少し力強さが増した演奏になります。

Aメロ1

力強いドラムです。

でもゆっくりした感じで、停滞を感じます。

ギターのジャランが「彼」の想いを表しているようにも思われます。

ボーカルも落ち着いた感じです。

ベース(?)が跳ねるようにリズムを刻みます。

Bメロ1

光が差してきたように華やかになり、疾走感が出た演奏になります。

ボーカルが、想いがあふれたように力強く歌います。

サビ1

流れるような、爽やかでやわらかいボーカルと演奏です。

ギターのグニャグニャ曲がるような演奏が、光の揺らめきのようです。

間奏1

ドラムの重く力強い音。

Cメロ

ドラムの重く力強い音。

ゆったりとして少し重いボーカル。

Aメロ2

停滞している感じのドラム。

ボーカルは少し力強いです。

ギターのジャジャッという音がします。

Bメロ2

少し明るくなり、疾走感が出るような演奏。

想いがあふれたようなボーカル。

動くベース。

サビ2

流れるような、爽やかでやわらかいボーカルと演奏です。

ボーカルの高い音のコーラス(?)。

伸びるように動くベース。

間奏2

タムのような音が軽快にリズムをとります。

ギターがゴチャゴチャとした演奏をします。

 

途中から、開けたような明るく爽やかな演奏に。

ボーカルが何か歌っています。

何か高い音が散りばめられています。

Dメロ

ギターがザッザッザッザッと鳴ります。

力強いボーカル。

ドラムもちょっと不規則な感じです。

サビ3

流れるような、爽やかでやわらかいボーカルと演奏です。

何か高い音が散りばめられています。

後半、ボーカルが荒くなり、力強くなります。

アウトロ

ボーカルの高くて爽やかなスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)。

演奏も爽やかで、透明感があります。

全体がフェードアウトして終了です。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):71度

明るく透明感があって、爽やか。

イントロには郷愁も感じます。

しかし、Aメロなど停滞しているようなところもあり、歌の物語は気分が良いだけではないようです。

 

曲の後半では、少し曲調が荒れています。

聞こえてくる歌詞からは、登場人物の「彼」が思いを遂げられない様子が想像されます。

 

うーん、爽やかで透明感があって、それでいてちょっと不穏な雰囲気もあって、聴いていておもしろくはあります。

でも、それほどのお気に入りというわけでもない、といった感じの印象です。

この曲の印象好き度は、71度です。

歌詞好き度(0度〜100度):72度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel White Feathers 歌詞 - 歌ネット

 

これは「彼」の叶わぬ恋の物語でしょうか。

自分が踏み出せないというより、環境や状況によって叶わないことが、「つながれている」という表現からうかがえます。

それに、「彼」は一旦、外へ出ていますからね。

それでもうまくいかなかったようです。

広がらなかった羽は、想いを告げることさえできなかったことを表しているように思われます。

しかし、それでも空を見ているのは、「彼」の諦めきれない気持ちを表しているようです。

 

全体的に切ない歌詞です。

それに、鳥がつながれているという表現がかわいそうに思えてしまうし、羽が広がらないというのにはドキッともします。

しかし最後に「彼」の目には空がありました。

その空は、「彼女」への想いの純粋さ、美しさを強調しているようでもあります。

叶わぬ恋でも、この想いは本当なんだと肯定しているようでもあります。

「それでも叶わないんだ」という絶望とも考えられますが。

 

この曲の歌詞好き度は、72度です。

楽曲好き度(0度〜100度):70度

この曲の明るさや爽やかさが、「彼」の叶わぬ恋のそれでもなおの純粋さや美しさを表しているとすると、とても切ないです。

 

この感想記事を書くために何回も聴いていると、この曲が長いからか(8分近く)、少し疲れてしまいました。

この曲の楽曲好き度は、70度です。

好き度総合(0度〜300度):213度

  • 印象好き度:71度
  • 歌詞好き度:72度
  • 楽曲好き度:70度

合わせて213度です。

曲の好みなところ

叶わない恋の曲のようなのに明るくて爽やかで、「彼」の想いの純粋さや美しさが感じられるところが好きです。

曲の好みじゃないところ

何回も聴いているとちょっと疲れてしまったので、私には少し曲の長さが長いのかもしれません。

この曲が合うシチュエーション

叶わないけれど諦めきれない恋をしたときに聴くと、ただ恋ができたことに対する喜びを純粋に感じることができるかもしれません。

 

■購入できるサイト■