ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『Blurry Eyes』【Tierra:5曲目】の感想

Blurry Eyes』はアルバム『Tierra』の5曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『Blurry Eyes

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『Tierra』

1994年7月14日発売。

 

 メジャーデビュー後最初にリリースしたオリジナルアルバム。

発売元はKi/oon Sony Records。 

 

Blurry Eyes』は5曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:tetsu(テツ)

とりあえず聴いた感想

イントロは元気で明るい印象です。

でも聞こえてくる歌詞は切ない感じです。

途中から演奏にも切なさが入ってきて、透明感もあります。

歌い方は作り込んだり(?)、がなったり、いろいろです。

全体的には、切ないけれど元気で明るい感じです。

曲の構成別の感想

イントロ

元気いっぱいで走り出しているような感じの演奏です。

キラキラした音もあります。

 

ギターの最後のメロディーに切なさや哀愁や温かさを感じます。

Aメロ1

ギターのアルペジオ(和音を1音ずつ順番に連続的に発する演奏方法)が光のきらめきのようです。

はつらつとしたドラム。

ちょっと動くベース。

Bメロ1

ちょっと抑え気味になる演奏。

ギターのジャジャジャという音が、主人公の胸騒ぎや懸念のようです。

最後、流れるような演奏に。

Aメロ2

光のきらめきのようなギター。

ジャジャジャギターも。

切ないけど元気な演奏。

Bメロ2

抑え気味の演奏。

不安な気持ちを表す感じの演奏。

最後、流れるような演奏。

サビ1

鍵盤楽器のような高い可愛い音がします。

昔の相手との楽しい思い出を思い出しているようです。

ボーカルは途中少しがなります。

元気と切なさと透明感を感じる演奏です。

間奏1

最初、停滞を感じるような切ない感じ。

途中から、ギターの元気なソロ。

Cメロ

全体が深く足踏みするような演奏に。

相手をどうすることもできない主人公の、悲しさともどかしさのようです。

間奏2

イントロと同じようなフレーズで、元気な演奏に。

ギターが元気に鳴ります。

サビ2

鍵盤楽器の高い音。

切なさと、透明感があります。

でも元気な演奏。

サビ3

鍵盤楽器の高音。

切なさと透明感。

でも元気。

Dメロ

切なさを感じる、流れるような演奏とボーカルです。

アウトロ

Cメロと同じような、深く足踏みするような演奏。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):75度

聞こえてくる歌詞は悲しく切ない感じですが、曲はアップテンポで元気です。

曲のテンポが速いことで、人の心変わりのはやさを表しているようです。

 

明るい曲でも、歌詞が明るくないのがラルクっぽい(hydeさんっぽい)と思ったりしました。

 

この曲の楽曲好き度は、75度です。

歌詞好き度(0度〜100度):77度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel Blurry Eyes 歌詞 - 歌ネット

 

歌詞を読むと、心ここに在らずの相手の表情や雰囲気が伝わります。

そんな相手を連れ戻そうと試みる主人公ですが、相手に主人公は見えていません。

主人公は、相手との別れの予感をずっと感じているようです。

歌詞の最後で主人公を見てくれた相手ですが、主人公への愛情や関心といったものは、もうないようです。

 

Aメロ2の歌詞の描写が、特に気になりました。

表現がまずきれいで素敵です。

そして、窓の外を眺めるアンニュイな相手を外からの光が照らしている美しい情景が想像できます。

相手の次の何かへの希望という、主人公との関係から離れて進んだ先のものへの相手の未来が見えることによって、主人公の虚しさも感じられます。

 

この曲の歌詞好き度は、77度です。

楽曲好き度(0度〜100度):75度

明るくて元気で、透明感があって切なさもある曲です。

歌詞の悲しさや虚しさを考えると、なんでこんなに元気なんだろうと思いますが。

 

明るさを明るいだけにしない、悲しさを悲しいだけにしないのが、おもしろいところなのかもしれません。

元気なのは、いろいろ相手に話しかける主人公の空元気で、時折出てくる切なさが主人公の本心と考えるとしっくりくる気もします。

 

この曲の楽曲好き度は、75度です。

好き度総合(0度〜300度):227度

  • 印象好き度:75度
  • 歌詞好き度:77度
  • 楽曲好き度:75度

合わせて227度です。

曲の好みなところ

明るく切なく疾走感がある演奏が好きです。

ボーカルは、作り込んだ(?)感じの歌い方が好きです。

作り込んだというか、なんと言ったら良いのかしっくりくる表現がわかりませんが。

ボーカルは丁寧にいろいろ表現してある気もします。

普段はあまり(ラルク曲以外でも)ボーカルの表現には気が行かないのですが、今回はなんとなくボーカルの表現が心地よく気になりました。

 

曲の元気さを、相手の気を引こうとする主人公の空元気と考えると、一気に切なくなりました。

グッときます。

曲の好みじゃないところ

好みじゃないところと言うか、元気な曲と悲しげな歌詞の接点がいまいちわかりません。→と書いていましたが、この曲の元気さは相手の気を引こうとする主人公の空元気と考えると良いかもしれません。

この曲が合うシチュエーション

疾走感がドライブに合いそうです。

歌詞は悲しいですが。

 

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