ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『Inner Core』【Tierra:6曲目】の感想

『Inner Core』はアルバム『Tierra』の6曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『Inner Core』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『Tierra』

1994年7月14日発売。

 

 メジャーデビュー後最初にリリースしたオリジナルアルバム。

発売元はKi/oon Sony Records。 

 

『Inner Core』は6曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:sakura(サクラ)

とりあえず聴いた感想

最初から不穏で、何か急かされるような感じです。

いらだちか、または混乱のようでもあります。

 

聞こえてくる歌詞は、哲学的な感じがします。

狂気的な笑い声は、思考の末の主人公の絶望のようにも思えます。

 

演奏は心に深く入ってくるような感じがします。

忙しなく移り変わる演奏は、いろいろ考えを巡らせている主人公の頭の中と心の中のようです。

曲の構成別の感想

イントロ

ババババというような音。

ドラムやベースやギターが加わります。

スタンバイしているような演奏です。

 

やがて、一カ所にあつまっていくような演奏に。

Aメロ1

推進力のある演奏です。

深く響くボーカルです。

間奏1

音がこもったような演奏になります。

ボーカルがセリフを話します。

Bメロ1

ジャランというギターの音が連続します。

力強く疾走感のあるドラム。

ドドドドと進み続けるベース。

Cメロ1

ピアノの高い音。

動くベース。

サビ1

大きな何かで吸い込まれているような感じがする演奏です。

推進力のあるようなベースの音。

ジャージャーと鳴るギター。

間奏2

スタンバイのような演奏がしばらく続きます。

途中から、ババババという音。

 

やがてスピード感のある演奏に。

ギターの速弾きのような音に合わせて、ピアノも鳴ります。

 

そして、不規則な演奏に。

Cメロ2

停滞してスタンバイしているような演奏。

グワングワンとたわむようなギターの音。

下から静かに迫ってくるようなベース。

サビ2

疾走感のある演奏です。

後半、ピアノの音。

間奏3

ピアノの音。

疾走感のある演奏。

怒涛のような演奏が続きます。

Aメロ2

Aメロの中、途中から「間奏1」と同じセリフです。

ピアノのような高い音。

アウトロ

怒涛に流れ込むような演奏。

狂気的な笑い声がしばらく続きます。

やがて笑い声はやみ、演奏も音がなくなっていきます。

高い音がいくらか鳴り、終わります。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):76度

次々と移り変わる演奏は、ジェットコースターに乗っているような感覚になります。

雰囲気は不穏や混乱といった感じですが、聴いていてワクワクして楽しいです。

狂気的な笑い声は少し怖いですが、曲の世界観が伝わる重要ポイントです。

 

この曲の楽曲好き度は、76度です。

歌詞好き度(0度〜100度):73度

歌詞はこちらです。

Inner Core L'Arc〜en〜Ciel 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 

主人公に聞こえてくる声の主は自分なのかと、主人公は推測しています。

声の主は、ハイヤーセルフみたいなものでしょうか。

主人公はまだ自分が現世にいると思っているようですが、もしかしたらもう肉体を離れて意識や魂だけといった状態にあるのかもしれません。

 

声の主の言葉と思われるカギカッコ付きのセリフは、輪廻転生を表しているようにも思えます。

世界の”真実”に気づいた主人公は、最後に体は必要ないと言います。

その真実に満足しているようです。

その真実が本当かどうかはわかりませんが。

 

この歌詞は、全く理解できないところと、なんとなく理解できそうだけれど本当に理解できているのかはわからないところがほとんどです。

しかし、ハイヤーセルフ(高次元の自分自身)とか輪廻転生とか魂とか意識とか自己とか、興味のあるテーマではあります。

深い世界に落ちた感じがして、おもしろいです。

 

この曲の歌詞好き度は、73度です。

楽曲好き度(0度〜100度):79度

主人公の”真実”への気づきと喜びを表している曲のように思います。

それが本当に真実なのかどうかはわかりませんが。

主人公が深い世界へ入り込み、聞こえてくる声に導かれていく様子を、怒涛のような演奏を通して追体験しているように感じます

 

曲の中の狂気的な笑い声は主人公のものなのか、声の主のものなのか。

私の感想では、曲中の笑い声は主人公のものだと思います。

世界や自分に終わりがないということに気づいた主人公が恐怖や絶望を抱き、理性や冷静さを失ってしまった状態を表現しているのだと、最初は思いました。

しかし歌詞を読んで、体は必要ないと言っている主人公は、自分の意識に終わりがないという真実を喜んで受け入れているように思われます。

とすると、狂気的な笑い声は、主人公のこの上ない喜びを表しているということになるのでしょうか。

 

笑い声は怖いですが、心にどんどん入ってくるような演奏は心地良いです。

この曲の楽曲好き度は、79度です。

好き度総合(0度〜300度):228度

  • 印象好き度:76度
  • 歌詞好き度:73度
  • 楽曲好き度:79度

合わせて228度です。

曲の好みなところ

怒涛のような演奏が心地良いです。

歌詞の題材も、ハイヤーセルフ・輪廻転生・魂・意識・自己など、(これらの題材は自分の予想ですが)興味のあるものが多いです。

深いボーカルも好きです。

曲の好みじゃないところ

狂気的な笑い声は怖いです。

あと、歌詞の意味がいまいち理解できていない気がして、残念です。

この曲が合うシチュエーション

くよくよ悩んでいるときに聴くと、「そもそも生きているとは?」と考えることができ、悩みが気にならなくなるかもしれません。

 

■購入できるサイト■