ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『Blame』【Tierra:3曲目】の感想

『Blame』はアルバム『Tierra』の3曲目に収録されています。

 

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L'Arc〜en〜Ciel『Blame』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『Tierra』

1994年7月14日発売。

 

 メジャーデビュー後最初にリリースしたオリジナルアルバム。

発売元はKi/oon Sony Records。 

 

『Blame』は3曲目に収録。

 

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作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:tetsu(テツ)

とりあえず聴いた感想

ベースがよく聞こえる曲です。

ピアノの音やギターの長音などで、広がりや澄んだ雰囲気を感じます。

しかし、淡々としたものもあります。

停滞している感じもします。

切ないわけでも悲しいわけでもなく、曇った感じと言いますか。

聞こえてくる歌詞から考えても、懺悔している感じです。

でも、後悔しているというより、自分が悪いことはわかっていると告げている、という感じです。

”君”という人を想っているのか、”君”に対する罪という出来事を思っているのか。

”君”を想っているというより、自分が犯した罪、つまりは自分のことを考えている気もします。

曲の構成別の感想

Aメロ1

抑え気味のアコースティックギターとボーカル。

セピア色や色褪せた情景のようで、回想している感じがします。

間奏1

やや早いリズムのドラム。

控えめだけどよく動くベースの音がよく聞こえます。

途中から、高いピアノの引き締まった音。

Aメロ2

抑えたボーカル。

ジャーンというギターの長音。

淡々としたドラム。

ベースはよく動くけど、やはり控えめ。

サビ1

表現が強くなったボーカル。

控えめだけどよく動くベース。

ギターの長音。

淡々としたドラム。

間奏2

引き締まったピアノの音やシャーンというギターの音。

明るく爽やかで少し寒く引き締まったような感じがします。

女性のコーラスも聞こえる気がします(シンセサイザーかも?)。

Aメロ3

抑えめのボーカル。

ジャーンというギターの音。

途中から、おもちゃのピアノのような高音。

サビ2

表現が強くなるボーカル。

控えめだけどよく動くベース。

ギターの長音が、過去を振り返っているようです。

引き締まったピアノの音が、”君”の面影のように感じます。

間奏3

ギターが高らかに鳴ります。

ドラムは割と淡々と。

ベースは控えめだけどよく動きます。

サビ3

抑えた演奏と抑えたボーカル。

ドラムとベースとボーカルだけです。

途中からジャーッと繰り返すギターの音が入ります。

最後でボーカルの表現が強くなります。

サビ4

表現が強くなったボーカル。

引き締まったピアノの高音が、”君”を思わせます。

ドラムが力強く感じます。

サビ5

表現が強いままのボーカル。

おもちゃのピアノのような高い音は、思い出が軽くなっていくようです。

ジャーッと長いギターの音。

控えめだけど、よく動くベースです。

アウトロ

ボーカルのスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)。

サビの歌詞をボーカルが繰り返して歌っています。

おもちゃのピアノのような高い音も鳴っています。

ギターが高らかに鳴ります。

やがて演奏とボーカルがフェードアウト。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):67度

激情ではなく、停滞してたまっている感情の歌という気がします。

晴れた青空が見えるけれど、自分の周りには灰色のモヤが足元に溜まり、自分を包んでいる感じです。

明るい感じは、「時間が解決してくれる」という希望を持っているようにも感じます。

高いピアノの音から明るさや爽やかさを感じていましたが、冷たさも感じる気がしてきました。

そのピアノの音は、”君”に対する敬意や後ろめたさのようにも思えます。

 

この曲の印象好き度は、67度です。

歌詞好き度(0度〜100度):63度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel Blame 歌詞 - 歌ネット

 

主人公は罪を犯したことを認めています。

その罪は、”君”に対してのものだと思われます。

そのことに関して罪悪感を抱いているようですが、後悔はしていないように思います。

”君”に対する想いはあるようです。

しかしそれよりも、自分の行動への肯定感の方を強く感じます。

 

この曲の歌詞好き度は、63度です。

楽曲好き度(0度〜100度):70度

tetsu(tetsuya)さんの曲だからか、ベースがとてもよく聞こえる曲です。

 

ピアノの高音が神聖な感じがして、”君”を思い出しているようだと感じます。

それとは別におもちゃのピアノのような高音もあり、”君”の思い出が軽くなるような印象も持ちます。

 

割と淡々としているドラムの音や、よく動くけど控えめなベースなどから、「停滞している印象」を感じます。

しかし、おもちゃのピアノのような高音から爽やかさや明るさのようなものも感じ、鬱屈したものだけではないという気もします。

 

この曲の楽曲好き度は、70度です。

好き度総合(0度〜300度):200度

  • 印象好き度:67度
  • 歌詞好き度:63度
  • 楽曲好き度:70度

合わせて200度です。

曲の好みなところ

停滞の中に神聖なもの(希望、明るさ、敬意など)を感じる気がするところが、なんとなく気分が良いです。

曲の好みじゃないところ

「罪」などの強い言葉が少し苦手です。

この曲が合うシチュエーション

虹が期待できるような、暗さと明るさがある雨上がりの空を見ながらこの曲を聴くと、合いそうだと思いました。

 

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