ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『追憶の情景』【DUNE[10th Anniversary Edition]:8曲目】の感想

『追憶の情景』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の8曲目に収録されています。

 

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L'Arc〜en〜Ciel『追憶の情景』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『追憶の情景』は8曲目に収録。

 

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作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル

とりあえず聴いた感想

穏やかなギターの音色から始まります。

他の楽器が加わり、次第に哀愁ある感じに。

 

ゆっくりとした曲です。

切なさと悲しさと後悔といった感じです。

 

サビで、感情があふれるようなボーカルになります。

 

力なく止まっているような主人公の様子を感じます。

曲の構成別の感想

イントロ

穏やかなアコースティックギターの音色がしばらく鳴ります。

ぼーっとしながら、考えを巡らせている主人公の頭の中のようです。

 

少しの無音。

そしてギター、ベースの演奏。

ギターが、主人公が考えを巡らせている様子を表しているようです。

時を表すようなカッカッという音が少し続きます(リムショット(スネアドラムのふち(リム)を叩く音)?)。

 

シャーッというきらびやかな音のあとに、ドラムも入ります。

アコースティックギターの音が目立ちます。

哀愁のある音です。

ジャラジャラというギターの音もします。

Aメロ1

存在感のあるボーカル。

深く響きます。

 

停滞した中を歩くようなドラムの音です。

ベースもそんな感じです。

 

ジャラジャラとしたギターは、きらびやかでもあります。

太陽光と木の葉のゆらめきのようです。

Bメロ1

少し明るい雰囲気。

ドラムの音も少しテンポが良くなります。

ベースの音も、少し明るく感じます。

Aメロ2

また停滞中を歩くようなドラムとベース。

ジャラジャラギター。

穏やかで明るい自然の中を歩きながら、思い悩んでいる主人公の姿が浮かびます。

(歌詞によると水辺でたたずんでいるようなので、考えが進むことと歩いている感じが重なるのかもしれません)

 

途中から、ピチカートのような弦楽器を指ではじいたような音。

長音のギターも鳴ります。

Bメロ2

少し明るい雰囲気。

ギターのトレモロ(同一音の急速度な反復。震えるような音)。

ジャランとした別のギターの音も鳴っています。

サビ1

感情があふれるような高らかなボーカルです。

演奏は戸惑いのような雰囲気。

後悔も感じる気がします(歌詞を読むと違う気もしますが)。

間奏

エレキギターが高らかに鳴ります。

ドラムもテンポが上がったように聞こえます。

 

途中から哀愁のあるメロディーのアコースティックギターと、ドラムの音。

 

そして、アコースティックギターの音だけに。

 

ドラムとベースが加わります。

少し疾走感が出ます。

明るい雰囲気。

ジャラジャラというギターの音が、太陽の光とそれを受けた明るい緑の木の葉を思わせます。

Cメロ

明るい雰囲気が続きます。

 

流れるように入り込むボーカル。

次のパートへも流れるように続きます。

Bメロ3

きらびやかなギターのジャランジャランとした音。

深く悩み苦しんでいるようなボーカル。

サビ2

ちょっと停滞しているようなドラムの音。

動くベース。

感情を出しているようなボーカル。

サビ3

ジャラジャラとしたギターの音。

動くベース。

感情を出しているようなボーカル。

アウトロ

戸惑いながらも淡々と鳴る心臓のようなドラムの音。

ベースも動きはあるけれど、淡々とした感じがします。

ギターもおとなしいです。

シンセサイザーの音もあります。

ときどき、ボーカルが入ります。

 

少し疾走感が復活し、やがて演奏がやみます。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):62度

切なさや哀愁を感じられ、深く響くような曲です。

そこは良いのですが、ゆっくりの曲は個人的にはあまり興味を引かれないです。

 

ちょっと聞こえた歌詞からも、後悔の曲のように感じられます。

深い感情を感じる曲は好きです。

 

全体好き度は、62度です。

歌詞好き度(0度〜100度):76度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel 追憶の情景 歌詞 - 歌ネット

 

綺麗な言葉の歌詞です。

好きです。

 

歌詞を読むと、曲を聴いたときに感じた「後悔」とは違う感情かもしれません。

主人公が相手(あなた)との関係を終わらせたようです。

 

そんな自分を責める気持ちもある。

でも、自分の心に嘘はつけない。

 

なぜだかはっきりとはしないけれど、相手との関係を終わらせてしまった。

それはどうしてなのだろうと、自分の気持ちを探している。

でも、わからない。

 

白黒つけられない感情が上手く表現されていると思います。

素敵な歌詞は、76度の高度数です。

楽曲好き度(0度〜100度):65度

哀愁あるアコースティックギターの存在感が光る曲です。

悲壮感のある、深く響くボーカルも良いです。

 

すがすがしい自然の中で、思い悩む主人公がたたずむ情景が思い浮かびます。

ゆっくりした曲はあまり関心がないのですが、アコースティックギターの演奏とか、ドラムのリズムとか、ベースの響きとか、悲壮感のあるボーカルとか、改めて注目(注耳?)すると良い感じです。

 

でもやっぱりゆっくりした曲は、他の曲に比べるとあんまり聴きたいと思わない気がします。

楽曲好き度は、65度くらいかな。

好き度総合(0度〜300度):203度

  • 印象好き度:62度
  • 歌詞好き度:76度
  • 楽曲好き度:65度

合わせて203度です。

曲の好みなところ

白黒つけられない感情を表している、綺麗な言葉の歌詞が素敵です。

哀愁のあるアコースティックギターの存在感のある演奏も良いです。

 

停滞を表すようなドラムとベースも、主人公の心情の感じが出ています。

曲の好みじゃないところ

ゆっくりの曲調は興味をあまり引かれません。

この曲が合うシチュエーション

一人きりの部屋で温かい飲み物を飲みながらこの曲を聴けば、答えの出せなかった自分自身の思い出が蘇るかもしれません。

 

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