ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『Be destined』【DUNE[10th Anniversary Edition]:7曲目】の感想

『Be destined』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の7曲目に収録されています。

 

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L'Arc〜en〜Ciel『Be destined』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『Be destined』は7曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

イントロの始めから妖しくて不穏な雰囲気全開です。

妖し過ぎて、少しニヤけてしまいました。

 

Bメロからは少し広がる感じです。

サビは主人公の世界に引き込まれるようです。

 

間奏は明るくなって広い感じがしばらく続きますが、また深い世界に入り込むような演奏になります。

 

そしてまた、少し広がるBメロです。

そして、歌の世界に誘われるようなサビです。

 

現実と幻想の間で揺れ動いているようなアウトロで終わりです。

曲の構成別の感想

イントロ

最初のベースもギターも妖しさ全開です。

幻想の世界をさまよっているようです。

ギターの音は、シャラーンとした光を感じるような音です。

 

そしてボーカルの一声が入ったあとに鳴る別のギターのジャジャッという音は、嫌な現実を表しているようです。

Aメロ1

ボーカルはしゃべりの入りです。

深いボーカル。

ドラムとベースの音が世界にどんどん進んで入っていくようです。

間奏1

短い間奏です。

ジャジャッというギター。

Aメロ2

どんどん進むベンベンベース。

Bメロ1

世界が広がる雰囲気です。

ボーカルが高らかになります。

金属を打つ音が聞こえます。

動くベースです。

サビ1

ボーカルは低い音から高い音まで。

主人公がなりきる物語のさまざまな登場人物のバリエーションを表しているようです。

ベースは妖しい音です。

間奏2

ベースとギターとドラムのそろった演奏です。

高い音から低い音へ。

物語の中へ入っていくようです。

 

途中で雰囲気が明るくなります。

ギターの速弾きもあります。

 

途中でまた停滞しているような演奏になり、そして深い世界へ。

Cメロ

深い世界に入り込んでいっているような演奏です。

ボーカルはセリフをしゃべっています。

Bメロ2

金属の当たる音。

動くベース。

シンセサイザーのパーッという音も少し入ります。

サビ2

力の入ったボーカルです。

妖しいベース。

ギターのジャラーンとした音も幻想世界を表しているようです。

アウトロ

現実と幻想を行き来しているような演奏を繰り返して終わりです。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):72度

曲の雰囲気が妖し過ぎてかなり魅力的です。

引き込まれたり、迫ってくるような感じだったりして、おもしろいです。

 

しかし、聞こえてくる歌詞の内容が少し気になって、そこは少しマイナスです。

全体好き度は72度です。

歌詞好き度(0度〜100度):66度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel Be destined 歌詞 - 歌ネット

 

主人公は読書をすることで現実逃避をしているようです。

しかし現実に戻らなければいけないとも考えているようなので(歌詞に載っていないセリフのところでわかります)、逃避してばかりというわけでもなさそうですが。

 

現実よりも本の中の世界で生きることを望んでいるようです。

 

タイトルの英語の解釈がいまいちなのですが。

「Be destined」の訳は、「運命づけられる」「生まれつく」「決まる」「必至である」などです。

本の中のいろんな運命づけられた世界を、主人公が体験しているということなのか。

本の中で生きるしか楽しみがないというように、主人公の人生が運命づけられているということなのか。

 

現実世界が嫌だというよりも、物語の世界に深く引き込まれるのが好きだという印象が強いです。

ですが、現実の世界の自分が嫌だからこそ、物語の登場人物になることに楽しみを見出しているとも言えます。

 

おもしろいです。

しかし、本の一例として歌詞に出てくる聖書の印象が強いですね。

歌詞好き度は66度です。

楽曲好き度(0度〜100度):83度

主人公が本の世界にのめり込んでいく感じを体験しているように、この曲を聴いていると歌の世界に入っていけます。

 

妖しくて不穏な雰囲気も刺激的で素敵です。

楽曲好き度は高度数の83度です。

好き度総合(0度〜300度):221度

  • 印象好き度:72度
  • 歌詞好き度:66度
  • 楽曲好き度:83度

合わせて221度です。

曲の好みなところ

妖しくて不穏な雰囲気に引き込まれるところが良いです。

歌の世界に飲み込まれていくようです。

曲の好みじゃないところ

歌詞は聖書の内容の印象が強くて、主人公がいろんな本の内容の登場人物として人生を体験している印象が薄い気がします。

この歌の主人公はさまざまな本を読んでいるはずで、歌詞にある聖書の内容はそのわかりやすい一例に過ぎないとは思うのですが。

この曲が合うシチュエーション

時間があってリラックスしているときに、ヘッドホンでこの曲を聴きながら歌の世界に浸るのが良いと思います。

 

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