ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

『As If in a dream』【DUNE[10th Anniversary Edition]:9曲目】の感想

『As If in a dream』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の9曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『As If in a dream』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『As If in a dream』は9曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

肌寒い夜中の都会のような雰囲気。

疾走感があり、移動している感じがあります。

歌詞を覚えている影響もあるのかもしれません。

 

曲調から悲しさ、後悔、切なさを感じます。

美しさや都会的なオシャレな感じもします。

 

でも少し、トレンディドラマが出始めた頃の雰囲気も感じる気がします。

とはいえ30年前にできた曲だということを考えると、とても先鋭的におしゃれな曲だと思います。

曲の構成別の感想

イントロ

夜中の都会のような雰囲気です。

都会の整っていて美しくて冷たい雰囲気がします。

 

ギターの静かな始まりから、シンバルの音が少し。

そしていきなり音が加わり、少しつっかかるような演奏から疾走感がある演奏へ。

Aメロ1

速度が遅くなったように感じます。

主人公が戸惑いから一瞬頭が真っ白になり、段々考えられるようになっていくような感じです。

Bメロ1

少し速度が出ます。

主人公が彼女との現状に気づいたような感じに思えます。

Aメロ2

少し速度があったところから、だんだんまた速度が出てきます。

後半から少し、ボーカルの表現が大きくなります。

Bメロ2

しっかりしたドラム。

主人公の思いが確信に変わったように。

サビ1

主人公が彼女との幸せだったときのような夢を見ていた自分に気づくところです。

疾走感から、最後の方に少し速度がやみ、また疾走感のある演奏へ。

間奏

グネグネとしたギターの音が、主人公の戸惑いを表しているようです。

ドラムとベースは疾走感があります。

 

そして、つっかかるようなイントロと同じような演奏から、また少し疾走感の出るCメロへ。

Cメロ

少しの疾走感。

ボーカルの表現が大きいです。

Bメロ3

少しの疾走感。

ボーカルの力ない感じとはがゆい感じが出ている歌い方が良いです。

サビ2

ボーカルの表現が大きいです。

動くベース。

淡々としたドラム。

Dメロ

推進力のあるような演奏に。

夢の中のような、ポンポンという高い音がします。

アウトロ

終わりを感じさせるような演奏に、彼女のことを気にかける主人公の言葉がのって終わりです。

ボーカルのささやくような歌い方が良いです。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):71度

とても美しく、都会的でオシャレな曲です。

夜中の澄んだ空気感も感じられます。

 

ただ、個人的にはオシャレさよりもっとおもしろさや刺激を求めてしまいます。

音楽的に知識がある人は評価が高いかもしれませんが、私にはちょっとオシャレ過ぎる気がします。

 

私は世界に深く沈み込めるような曲が好きですが、この曲は沈み込むというより空気感の中に入り込むといった感じではないでしょうか。

ということで、この曲の全体好き度は71度です。

歌詞好き度(0度〜100度):80度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel As if in a dream 歌詞 - 歌ネット

 

ただ曲を聴いた時点では、「悲しさ・後悔・切なさ」を感じました。

歌詞を読むと、「悲しさ・後悔・切なさ」は薄っすらとある気がします。

一番の感情は「戸惑い」でしょうか。

 

恋人との間に修復できない溝が見え始めたけれど、どうすることもできない主人公の戸惑いが描かれているようです。

主人公は相手の気持ちにそれまで気づいていなかったんですね。

気づいたときには遅すぎたということでしょうか。

 

しかし、恋人と別れたのか別れていないのか微妙なところです。

主人公は相手との上手くいっていない空気を感じた帰り道、心の中をぐるぐるさせながら、彼女への恋心を感じている様子。

なんで溝ができちゃったんだろうね、と同情してしまいます。

 

バスか電車か、タクシーか。

夜の街を移動する乗り物の窓から外を眺めていると、窓に映った暗い表情の自分の顔に気がついた感じとか。

夜明けが近い街の中、1人でぼーっとしながら彼女のことを考えている姿とか。

そんな姿が思い浮かび、そのときの心情まで感じられそうです。

 

この曲の歌詞は言葉や表現がきれいです。

私の好きなやつです。

歌詞を読んでいると、主人公に対してもどかしい感じがするのも良いですね。

この曲の歌詞好き度は、80度です。

楽曲好き度(0度〜100度):73度

都会の美しくて冷たい雰囲気と、主人公の心の温度を感じるようなオシャレで美しい曲です。

 

フレーズでここが良いとかは特にありませんが、曲全体の雰囲気が美しくて冷たくてオシャレで素敵な曲です。

歌詞のもどかしい感じも良いです。

 

この曲の楽曲好き度は73度です。

好き度総合(0度〜300度):224度

  • 印象好き度:71度
  • 歌詞好き度:80度
  • 楽曲好き度:73度

合わせて224度です。

曲の好みなところ

都会的な美しさと冷たさを感じるオシャレな曲調が好きです。

もどかしい主人公を感じる歌詞も良いです。

主人公の姿と心情を感じられるのも、歌詞の良いところです。

曲の好みじゃないところ

ボーカルで、ちょっと歌い方が気になるところがありました。

この曲が合うシチュエーション

都会の夜のドライブに合うのではないでしょうか。

 

■購入できるサイト■