ラルク曲三昧

L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)の曲について書くブログ

アルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の全体的な感想

この記事では、アルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の全体的な感想を載せています。

 

アルバム情報

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

■購入できるサイト■

アルバム全体を通して聴いた感想

寝不足のせいか、出だしの2曲が流れている間は少し眠くなりがちでした。

個性の強い曲と、強烈な歌詞の3曲目(『Taste of love』)で目が覚めました。

 

全体を通して、生き生きとした生命感があります。

異世界を体験したいようなときに聴きたいアルバムです。

アルバム全体の好き度評価

印象好き度(0度〜100度):78度

「印象好き度」とは、アルバムの曲全体を通して聴いたときの好き度を0度〜100度の間で表したものです。

あれこれ考えずにアルバムの曲を最初から最後まで通して聴いたときの印象、といった感じです。

このアルバムはときどき聴きたくなるようなアルバムです。

バラエティーに富んで生き生きとした曲目に浸りたくなったり、昔の雰囲気を味わいたい気持ちになったりしたときに聴きたくなります

神秘的な雰囲気もある気がします。

 

しかし、積極的にいつも聴きたいわけではないところが、80度まではいかない理由です。

このアルバムの印象好き度は、78度です。

歌詞好き度の平均度数(0度〜100度):71度

「歌詞好き度」とは、歌詞だけを読んだときの好き度を0度〜100度の間で表したものです。

 

アルバムでは、アルバム収録曲の平均度数になります。

タイトルのリンクから、詳しい感想の記事に移ります。

 

曲順 タイトル 歌詞好き度 コメント
1 Shutting from the sky 60 思い出から解き放たれ、前進しようとしている
2 Voice 72 前進を望んでいる主人公の姿を感じる
3 Taste of love 68 極端な恋愛観に思いを巡らせる
4 Entichers 64 先の見えない恋が悲しい
5 Floods of tears 73 恋人への失望・未練を経て境遇を受け入れている。雨、子どもたち、あふれる涙など情景が浮かぶ
6 Dune 69 許されない恋の物語
7 Be destined 66 本の世界へ現実逃避
8 追憶の情景 76 白黒つけられない感情が表現されている
9 As If in a dream 78 主人公の恋人への戸惑いと恋心を感じ、主人公の姿が浮かぶ歌詞
10 失われた眺め 70 短い歌詞の中で、情景と主人公の心情の変化が感じられる
11 Floods of tears(single version) 67 恋人への失望・未練を経て境遇を受け入れている。オリジナル曲の歌詞と一緒だが、曲とともに印象が薄くなった
12 夜想花 77 命が消えることへの不安と覚悟を感じる
13 予感 80 自分から離れていった人との再会を望んでいる
  合計度数 922  
  平均度数 71 小数点以下は四捨五入

このアルバムの歌詞は詩的で抽象的ながら、情景や主人公の感情が感じられます。

また、言葉の美しさも魅力です。

楽曲好き度の平均度数(0度〜100度):71度

「楽曲好き度」は、楽曲のメロディーやリズムなど、聞こえる音について感じた好き度を0度〜100度の間で表したものです。

ボーカルの声や言葉も音として考えます。

ですが、聞こえてくる歌詞の意味が浮べば、それも考えます。

 

アルバムでは、アルバム収録曲の平均度数になります。

タイトルのリンクから、詳しい感想の記事に移ります。

 

曲順 タイトル 楽曲好き度 コメント
1 Shutting from the sky 75 光や生命を感じる明るい曲
2 Voice 67 オシャレな雰囲気で、ボーカルの表現が多彩
3 Taste of love 70 妖しく挑発的な曲の雰囲気と深いボーカルが良い
4 Entichers 69 フラメンコとジャズとロックが混ざった感じでおもしろい
5 Floods of tears 76 切なくて悲しいのに明るくて爽やかな印象の不思議な曲
6 Dune 68 疾走感の中に不安やせわしなさを感じる
7 Be destined 83 現実と幻想を行き来するように揺さぶられる
8 追憶の情景 65 哀愁あるアコースティックギターの存在感が光る曲
9 As If in a dream 71 都会の美しくて冷たい雰囲気と、主人公の心の温度を感じるようなオシャレで美しい曲
10 失われた眺め 66 ピアノ伴奏で、悲しげなボーカルが際立つ
11 Floods of tears(single version) 64 切なくて悲しいのに明るくて爽やかな印象の不思議な曲。オリジナル曲より生命感や迫力・臨場感がないが、力ないボーカルが主人公の悲しさや失望感をより表している
12 夜想花 80 現実と幻想の間にいる主人公の不安を感じる
13 予感 74 前向きな予感に対する期待感を感じる
  合計度数 928  
  平均度数 71 小数点以下は四捨五入

マイナーで独特な世界観がおもしろいです。

好き度総合(0度〜300度):220度

「好き度総合」とは、アルバムの印象好き度と、収録曲それぞれの歌詞好き度・楽曲好き度の平均度数の合計を0度〜300度の間で表したものです。
  • アルバムの印象好き度:78度

  • 歌詞好き度の平均度数:71度

  • 楽曲好き度の平均度数:71度

合わせて、好き度総合は220度です。

アルバム収録曲

1.Shutting from the sky

将来に対する意欲を感じる、明るい曲です。

lisa37.hatenablog.com

2.Voice

切なさと懐かしさ、未来への期待を感じる曲です。

lisa37.hatenablog.com

3.Taste of love

妖しく挑発的な雰囲気が魅力の曲です。

lisa37.hatenablog.com

4.Entichers

異国情緒漂う曲です。

lisa37.hatenablog.com

5.Floods of tears

切なく悲しいのに、アップテンポで爽やかな曲です。

lisa37.hatenablog.com

6.Dune

訳ありでせわしない感じの曲です。

lisa37.hatenablog.com

7.Be destined

妖しく不穏な雰囲気が刺激的な曲です。

lisa37.hatenablog.com

8.追憶の情景

切なさや哀愁を感じられ、深く響くような曲です。

lisa37.hatenablog.com

9.As If in a dream

夜の澄んだ冷たい空気感がある、都会的でオシャレな曲です。

lisa37.hatenablog.com

10.失われた眺め

ピアノ伴奏による、悲しげで美しい曲です。

lisa37.hatenablog.com

11.Floods of tears(single version)

切なく悲しいのに、アップテンポで爽やかな曲です。

オリジナル曲よりボーカルに力がないので、悲しさや失望感が増しています。

lisa37.hatenablog.com

12.夜想

不穏でおどろおどろしく、幻想的な曲です。

lisa37.hatenablog.com

13.予感

全体的に明るく、期待を感じる曲です。

lisa37.hatenablog.com

アルバムについて、ひとこと

暗い曲も明るい曲も、生き生きとした生命感を感じます。

一つひとつの曲が独特の世界観を持ち、バラエティーに富んでいます。

それぞれの曲の世界に、どっぷりとハマってください。

 

■購入できるサイト■

『予感』【DUNE[10th Anniversary Edition]:13曲目】の感想

『予感』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の13曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『予感』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『予感』は13曲目に収録。

ボーナストラックの3曲目。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

全体的に、光や明るさを感じる曲です。

タイトルの”予感”という言葉も頭にあり、何かを期待するようなワクワクする感じがあるように思います。

曲の構成別の感想

イントロ

最初からドラムとベースとギターの音が一緒に鳴り、音がズーンときます。

ブーンというベースの音。

チャカチャチャカチャというギターの音。

ボーカルが何か言っています。

 

やがて疾走感が出ます。

軽快なドラム。

元気の良いギターの音。

Aメロ1

期待を持って待機している気分を表すような演奏です。

少し跳ねるようなボーカル。

軽く小さい音のドラム。

キラキラしたフレーズのギター。

ベースも軽い音のような気がします。

Bメロ1

明るく疾走感が出ます。

サビのような広がりです。

軽快でリズムの良いドラム。

動くベース。

流れるような歌い方のボーカル。

Aメロ2

期待感の中スタンバイしている状態のような演奏。

軽快でたまに止まるような演奏のドラム。

Bメロ2

明るく疾走感が出ます。

軽快でリズムの良いドラム。

流れるような歌い方のボーカル。

サビ1

Aメロよりも期待感の強いスタンバイ状態のような演奏です。

ベースのズンズンというリズムと、ギターのジャッジャッというリズムが合っています。

ドラムは軽快にいろいろ動いている印象です。

間奏1

軽快なリズムのドラム。

元気の良いギターの音。

Aメロ3

ベースとボーカル、少しのドラム。

やがてドラムとギターの音が足されます。

Bメロ3

明るく疾走感が出ます。

広がりも出ます。

流れるような歌い方のボーカル。

ギターの長音。

動くベース。

軽快なリズムのドラム。

サビ2

力強くリズムを刻むベースとギター。

ドラムは少し不思議なリズムの演奏。

間奏2

疾走感。

同じセリフを繰り返すコーラスが入ります。

ボーカルのスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)もあります。

サビ3

疾走感。

同じセリフを繰り返すコーラスが継続。

アウトロ

動き回るギターの音が、曲の主人公の期待感を思わせます。

ボーカルのスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)。

同じセリフを繰り返すコーラスの継続。

やがて、サビの歌詞を歌いながら、演奏全体がフェードアウトします。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):78度

ワクワクする期待感がある曲です。

Bメロでは疾走感が出ます。

全体的に光や明るさを感じます。

 

自然とリズムを取りたくなります。

気分も明るくなります。

好きです。

この曲の印象好き度は78度です。

歌詞好き度(0度〜100度):80度

歌詞はこちらです。

予感/L'Arc~en~Ciel-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

 

主人公は今、すっきりとした気持ちでいるように思います。

それは自然を感じている様子から、そう思えます。

 

一度は離れてしまった相手。

相手は自分との間に距離を感じていたのではないかと、主人公は思っているようです。

主人公が相手に本心を伝えられないままだけれど、その気持ちはより強くなり、心にあり続けていることが読み取れます。

 

相手と向き合う気持ちになれた今、また相手と再会したいと思っています。

そして主人公は、相手と会えるような”予感”もしています。

主人公はその相手に、運命を感じているのではないかと思います。

 

この曲の歌詞では、上記したこれらの気持ちが、自然などの目に見えるものと幻想的な例えを使って表されています。

その表現や言い回しが美しく、読み惚れてしまいます。

ちょっと寂しい歌詞かと思いきや最後まで読むと前向きで、気分も明るくなります。

 

この曲の歌詞好き度は、80度です。

楽曲好き度(0度〜100度):74度

出だしから力強い演奏で、曲の主人公の期待感を感じます。

Aメロでは期待感を抱いて待っている様子が、Bメロでは期待があふれるような感覚があります。

そしてサビでは、再開が待ちきれずに前のめりになっているような感じがします。

 

全体的に明るく、期待感を感じます。

主人公の確信に近い予感が表されているようです。

 

この曲の楽曲好き度は、74度です。

好き度総合(0度〜300度):232度

  • 印象好き度:78度
  • 歌詞好き度:80度
  • 楽曲好き度:74度

合わせて232度です。

曲の好みなところ

全体的に明るく、期待感がある演奏が好きです。

歌詞も、悲しいかと思わせておいて、明るい予感で終わるところが良いです。

歌詞での、主人公の気持ちの表現の仕方や言い回しも素敵です。

曲の好みじゃないところ

曲の好みじゃないところは、特にありません。

この曲が合うシチュエーション

疾走感があるので、ドライブやジョギング時に聴くと良いのではないでしょうか。

 

また、晴れた日に、水面がキラキラ光るような森の水辺や海辺の砂浜などの自然が広がる場所で聴くと、気持ちも晴れやかになりそうです。

 

いやむしろ、雨で気分がモヤモヤしているときに聴いても、心がすっきりしそうで良いかもしれません。

 

■購入できるサイト■

『夜想花』【DUNE[10th Anniversary Edition]:12曲目】の感想

夜想花』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の12曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『夜想花』

 

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

夜想花』は12曲目に収録。

ボーナストラックの2曲目。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

不穏でおどろおどろしい雰囲気です。

寒さや冷たさを感じます。

孤独な主人公が、暗い場所で静かに助けを求めているようです。

暗さで周りが見えず、空間は狭いようにも、広いようにも感じます。

曲の構成別の感想

イントロ

定期的に鳴る鈴の音がします。

Aメロ1

繰り返すギターのフレーズが幻想の中でさまよっているのを感じさせます。

鈴の音も継続。

霧が立ち込めた薄暗い空間を進んでいく様子が浮かびます。

演奏から寒さを感じます。

深く響くボーカルからも、温度の低さを感じます。

サビ1

鈴の音とさまよいギター。

温度が低くて、深く響くボーカル。

最後少し強いボーカル。

間奏1

重いドラムの音がするたびに、どこかへ落ちていくようです。

カランとした音は、主人公を夢の中へ誘っている何かを想像させます。

その何かは、カランとした高い音から、キラキラと光るもののように感じます。

鈴の音とさまよいギターも継続中。

Aメロ2

定期的な鈴の音。

さまよいフレーズを繰り返すギター。

温度が低くて深く響くボーカル。

ジャランとしたギターも加わります。

サビ2

重いドラムの音が入ります。

段々と、深く沈んでいくようです。

鈴の音とさまよいギターもあり。

最後のボーカルは強めです。

Aメロ3

鈴の音はなし。

鈴の音がここで途切れることによって、心臓の鼓動が止まりかけていることを表しているようです。

さまよいギターはあり。

最後の方に動物の遠吠えのような高音のギター。

間奏2

鈴の音が復活。

さまよいギター、ジャランギターあり。

カランとした音。

動物の遠吠えのようなギターの音が、高音と低音で鳴ります。

この遠吠えのようなギターから、空間の広さと温度の低さを感じます。

サビ3

重いドラムの音が増えます。

遠吠えギター。

力なくかすれるようなボーカル。

Aメロ4

重さが軽くなったような、力ないボーカル。

鈴の音とさまよいギターあり。

後半に低音・高音の遠吠えギター。

アウトロ

ギターの明確でハッとするような演奏。

区切りを表しているようです。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):74度

不穏でおどろおどろしく幻想的です。

寒さと主人公の孤独を感じます。

暗闇の中に、キラキラとしたものも光っているような気もします。

空間も狭いような、広いような。

どこかへ深く沈んでいくような感覚になります。

この曲の全体好き度は、74度です。

歌詞好き度(0度〜100度):77度

歌詞はこちらです。

夜想花/L'Arc~en~Ciel-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

 

歌詞のサイトを探しているときに、他の人の解釈か何かが目に入ってしまいました。

 

病床に臥している危篤の主人公が恋人をどうのというものです。

ちらっと見に行ったら、作詞者のhydeさんのインタビューではなく、一個人の解釈のようでした。

途中で切り上げましたが、その解釈を見たら、そうとしか思えなくなってしまいました。

以下は、それを踏まえた上での感想です。

 

命の火が消えそうな主人公のかたわらに、主人公の大切な誰かが寄り添っているようです。

それは恋人か妻か子どもか、親か友人か、わかりません。

主人公は幻覚が現れながら、想い出も思い出している様子です。

そして、その相手の声を欲しています。

自分の命が消えてしまうまで聞かせて欲しいと。

主人公は、自分の命がもう長くないと悟っているのも読み取れます。

 

今回は人の解釈に乗ってしまったので、なるほどと思う反面、残念でもありました。

それは置いておいて。

 

幻想的な雰囲気と、主人公の不安、寂しさが感じられます。

言葉の表現が美しく、不安からの少し幼い言い回しに惹かれます。

この曲の歌詞好き度は、77度です。

楽曲好き度(0度〜100度):80度

定期的に鳴る鈴の音は夢の中を歩いているようです。

繰り返すギターのフレーズが幻想の中でさまよっているのを感じさせます。

 

ベースの音は最初はわからなかったので、『夜想花』のベースをカバーしている人の動画を観て確認しました。

確認してからまたラルクの『夜想花』を聴いてみても、わかりにくかったです。

私は、まだまだベースが聞こえる耳にはなっていないようです。

なので、ベースの感想がほとんどない状態になってしまいました。

 

ボーカルは最初は深く響き、低い温度を感じさせるようでもあります。

お願いする歌詞のところでは、ボーカルが軽く力なくなります。

最後の方のボーカルも、力なく軽くなっている気がします。

 

曲を通して、暗く寒く不安な雰囲気です。

不安や空間を感じる、遠吠えのようなギターの音が良いです。

重く響くドラムの音も心に深く入ってくるようです。

全体的に重く深く、曲の世界に沈み込んでいくような感覚になります。

この曲の楽曲好き度は、80度です。

好き度総合(0度〜300度):231度

  • 印象好き度:74度
  • 歌詞好き度:77度
  • 楽曲好き度:80度

合わせて233度です。

曲の好みなところ

不穏でおどろおどろしい雰囲気に引き込まれるところが好きです。

ときには深く響き、ときには儚くちぎれそうなボーカルも良いです。

遠吠えのようなギターも空間を感じて、歌の世界が広がります。

重く響くドラムも心にズシンときます。

曲の好みじゃないところ

好みじゃないというか、ベースの音がよく聞こえない耳ですみませんといった感じです。

 

あと、ジャランとしたギターの意味がわかりませんでした。

なんで鳴っているんだろう?みたいな。

この曲が合うシチュエーション

静かに歌の世界に沈み込みたいときに、この曲を聴けば良いのではないでしょうか。

 

 

■購入できるサイト■

『Floods of tears(single version)』【DUNE[10th Anniversary Edition]:11曲目】の感想

『Floods of tears(single version)』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の11曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『Floods of tears(single version)』

 

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『Floods of tears(single version)』は11曲目に収録。

 

ボーナストラックの1曲目。

5曲目の『Floods of tears』のシングルバージョン。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:tetsu(テツ)

とりあえず聴いた感想

最初にサビのメロディーがオルゴールの音で鳴ります。

オリジナル曲の方は最後にオルゴールの音がありました。

 

出だしのボーカルは、オリジナル曲より力を抜いたような感じに聞こえます。

lisa37.hatenablog.com

 

全体的にも空気感があるボーカルです。

かすれてはいないけれど、一枚薄いモヤをはさんだような聞こえ方です。

力ない感じのボーカルで、オリジナル曲よりも失望感がより感じられます。

 

疾走感のある演奏で主人公の周りの状況が目まぐるしく変わる様子が、力ないボーカルで取り残されている主人公の感じが出ている気がします。

 

アップテンポながら、悲しい雰囲気の曲です。

力ないボーカルで、曲から感じる温度が下がったように感じます。

 

きちんと作ろうという緊張感を感じる気がします。

オリジナル曲の方が力強くて生き生きとしていた気もします。

こっちはちょっと硬いというか。

ちょっとしたスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)がないのも影響しているのかもしれません。

 

こちらのシングルバージョンの方がオリジナル曲より30秒近く短いです。

曲の構成別の感想

イントロ

サビの歌メロディーを奏でるオルゴールの音。

Aメロ1

疾走感のあるアップテンポな曲調です。

力が抜けたようなボーカル。

深く響くドラム。

悲しみが心の中を回っているようなギターのフレーズです。

進んでは止まるようなベース。

Bメロ1

曲調は少し明るくなったように感じます。

ドラムもはねるように。

ベースも動く。

間奏1

戸惑いを表すような演奏に聞こえます。

停滞を表すような。

Aメロ2

また疾走感が出ます。

止まりながら歩くようなベース。

ギターの音はフレーズをしっかり繰り返しています。

Bメロ2

Bメロはやっぱり少し明るく聞こえます。

歌詞は悲しい内容なのですが。

はねるドラム。

サビ1

停滞を表すようなドラム。

Cメロ1

悲しみが心に落ちるように響くドラム。

間奏2

妖しくはうようなベース。

速い鼓動のようなドラム。

 

少し陽気にも聞こえるような速い曲調に。

 

そして明るい雰囲気に変わります。

Bメロ3

少し明るい雰囲気。

疾走感が出ます。

ドラムは力強く。

サビ2

止まったり進んだりするようなドラム。

心がぐちゃぐちゃしているのを表すようなギターの音。

動くベース。

サビ3

やっぱりボーカルは少し力ない感じです。

間奏3

ドラムのズドンとくる演奏。

ベースとギターもそれに合わせた演奏です。

Cメロ2

心にズドンとくるようなドラムの音。

アウトロ

力強いドラム。

シンセサイザーの高い音。

ボーカルのスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)。

全体の演奏が段々とフェードアウト。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):67度

オリジナル曲の全体好き度の感想を引用します。

明るいボーカル。

アップテンポなのに切なく悲しい雰囲気。

思わずリズムを取ってしまうところ。

 

これはかなり好きです。

全体好き度は75度です。

 

今回のシングルバージョンは、オリジナル曲よりボーカルの生き生きとした感じや力強さがありません。

歌詞の内容から考えると、あえてそうしているようにも思えます。

 

出だしは、こちらのシングルバージョンではオルゴールの音からですが、オリジナル曲ではボーカルからいきなり始まります。

終わりは、こちらは演奏のフェードアウトで、オリジナル曲ではオルゴールの音です。

 

全体的に、どちらかといえばオリジナル曲の方が好きです。

こちらはオリジナル曲と比べて、印象が薄くなってしまいました。

アップテンポですが、「切ない」「悲しい」という感情が主で、主人公の生命感があまり感じられません。

 

この曲の全体好き度は67度です。

歌詞好き度(0度〜100度):67度

歌詞はこちらです。

Floods of tears〈single version〉/L'Arc~en~Ciel-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

 

 

今回のシングルバージョンの歌詞はオリジナル曲と全く一緒と思っていたのですが、少し違っていたことに後日気づきました。

 

あめはそんなに長く降らないと思うので、あめに関係なく探していることにしたのでしょうか。

手探りなので、何も見えないことを強調したのかもしれません。

というか、あめが降っているのは外なので、真っ暗な夜でもない限り何も見えないことはなく「手探り」にならないので、歌詞を変更したのかもしれません。

 

オリジナル曲の歌詞好き度の感想を引用します。

恋人だった人に裏切られてもなお、まだその元恋人を信じようとしている主人公の様子が浮かびます。

 

しかし、相手を信じようとしつつも、元には戻らないことにすでに気づいているようです。

 

相手の前で涙があふれてしまっているようにも思えます。

 

相手は別の恋人ができたのか、主人公との恋をただ終わらせようとしたのか。

主人公にとっては、相手との恋が終わる予感はなかったようです。

 

相手のことを想っている主人公の気持ち、破局したことによる主人公の悲しさが感じられます。

元気に遊んでいる子どもたちと主人公との対照的な情景も浮かびます。

 

歌詞好き度は73度です。

 

今回のシングルバージョンの歌詞はオリジナル曲とほどんど同じなのですが、曲の印象が薄くなると、歌詞の印象まで薄くなったように感じます。

歌詞好き度は、できるだけ歌詞だけを読んで得た印象で決めるようにしていますが、今回はなんだか頭に入ってきにくいです。

オリジナルのときに一度評価したということも影響しているのかもしれませんが。

 

オリジナルとほとんど同じ歌詞ですが、歌詞好き度はオリジナルのときよりも低い67度です。

歌詞の変更点も、特に気になることはありませんでした。

楽曲好き度(0度〜100度):64度

オリジナル曲の楽曲好き度の感想を引用します。

切なくて悲しいのに、明るくて爽やかな印象も持つ不思議な曲です。

 

歌詞では主人公は未練もあるようなのに、心の奥では切り替えようとしているようにも思えます。

むしろ雨に思い出を流して欲しい、みたいな。

 

でもやはり、曲の最後の方では悲壮感が漂っています。

 

アップテンポ、切なさ、悲しさ、明るさ、爽やかさと、好きな要素がいっぱいです。

全体的に明るく爽やかなボーカルも好きなところです。

楽曲好き度は76度です。

 

今回のシングルバージョンのボーカルは曲を通して比較的に力なく、そして丁寧に歌っている印象です。

 

そして全体的にオリジナル曲と比べて、幕を張ったような、少し遠くにあるような聞こえ方に感じます。

オリジナル曲の方が、特にボーカルに生き生きとした生命感があり、迫力や臨場感があるように思います。

 

主人公の悲しみや失望感を表すには、力ないボーカルは良いのかもしれません。

しかし、私は生命感のあるオリジナル曲の方が好きです。

この曲の楽曲好き度は、64度です。

好き度総合(0度〜300度):198度

  • 印象好き度:67度
  • 歌詞好き度:67度
  • 楽曲好き度:64度

合わせて198度です。

曲の好みなところ

力ないボーカルに、主人公の悲しみや失望感が感じられるところが良いです。

曲の好みじゃないところ

オリジナル曲と比べて、生命感や迫力、臨場感があまり感じられない気がして、物足りないです。

この曲が合うシチュエーション

悲しい曲ですが、疾走感があり明るさや爽やかさもあるので、失恋したときに聴くと良いと思います。

共感できたり、気持ちを吹っ切れたりするかもしれません。

 

今回のシングルバージョンは失恋時に共感がしやすく、オリジナル曲の方は失恋の気持ちを吹っ切りやすい気がします。

lisa37.hatenablog.com

 

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『失われた眺め』【DUNE[10th Anniversary Edition]:10曲目】の感想

『失われた眺め』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の10曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『失われた眺め』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『失われた眺め』は10曲目に収録。

オリジナルのアルバム『DUNE』では最後だった曲。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

ピアノ中心の演奏です。

全体的に静かで悲しげな曲ですが、最後の方でストリングス(弦楽器を主体とした演奏)や低く重いドラムのような音が鳴ります。

主人公の押し込めていた感情が、最後にあふれるような曲です。

 

聞こえてくる歌詞の言葉から、季節は秋から冬にかけてくらいだと想像させます。

思い出の広場に思いを馳せる、悲しげな主人公の姿が浮かびます。

舞台はヨーロッパの都市の中の広場のイメージです。

 

さみしくなるけれど、懐かしく、美しい思い出。

そして涙によって自分の悲しみに気づく姿から、自分の本心を押し込めるような主人公の性格が感じられます。

切ないです。

 

人が美しくも悲しい思い出を思い出すときの心の動きを表現したような曲です。

曲の構成別の感想

イントロ

悲しげなピアノの音。

最後の方で音程が上がっていくのが、少し明るい曇り空を思わせます。

Aメロ1

静かなトーンで深く響くボーカル。

寄り添うようなピアノの音。

後半から、少しピアノが強くなります。

Bメロ1

ピアノの音が静かながらはっきりとしてきます。

歌詞では、主人公が元恋人との思い出を思い出しているところです。

ボーカルは少し強くなったり。

Aメロ2

まだ静かなピアノの音。

後半からボーカルの表現が大きくなります。

そして、また静かなボーカルになります。

Bメロ2

優しくしっかりとしたピアノの音。

ボーカルは控えめです。

Bメロ3

優しいピアノ。

少し強いボーカルから、弱くなって、また強くなります。

Cメロ

ストリングス(弦楽器を主体とした演奏)が入り、ピアノもフレーズを繰り返した速い演奏になります。

シャーンという音もします。

主人公が自分の悲しみに気づいて、その悲しみに深く入り込んでいく様子を表しているようです。

 

ボーカルはそんなに強くないです。

あふれる感情も胸の中に押し込めようとしているようです。

 

低く重いドラムの音が加わります。

主人公の悲しみに、深いものを感じます。

アウトロ

ピアノの音と、ストリングスの音で終わります。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):64度

悲しげで美しい曲です。

ピアノだけのシンプルな演奏にボーカルが映えて良いです。

深く響くボーカルです。

 

主人公が都会の広場にたたずむ情景や、段々と思い出を思いだす主人公の心情が感じられます。

 

でも、個人的にゆっくりした曲は好き度が高くありません。

とはいえ、この曲は雰囲気が素敵です。

ということで、この曲の全体好き度は64度です。

歌詞好き度(0度〜100度):70度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel 失われた眺め 歌詞 - 歌ネット

 

この曲の歌詞は、主人公が別れた元恋人のことを思い出している様子を表しているようです。

 

歌詞からは、別れてから初めての秋冬を迎えると読み取れるので、別れて1年も経っていないのではないでしょうか。

別れたのは、緑の葉が繁る春から夏の間だったように思います。

 

ちょっとわかりにくいのですが、元恋人と別れる前にも主人公はこの広場に来て、元恋人のことを考えていたのではないでしょうか。

 

思い出の広場に来て、さまざまなものが目に入りながらも、意識が思い出に向いている様子が感じられます。

 

短い歌詞の中で、情景と主人公の心情の変化が感じられます。

この曲の歌詞好き度は70度です。

楽曲好き度(0度〜100度):66度

ほとんどピアノだけのシンプルな曲です。

悲しげで深く響くボーカルが際立っています。

 

ピアノの音にも、深く悲しい心情を感じます。

そしてシンプルなピアノの音からは、神聖で暖かくて美しい思い出を想像させられます。

 

最後の方のストリングスやドラムが加わった演奏からは、一気に主人公が悲しみに飲み込まれるような気がします。

しかし、その場面のボーカルのスキャット(意味のない音をメロディーに合わせて即興的に歌うこと)が、深刻な雰囲気の演奏に合っていないような気もします。

 

この曲の楽曲好き度は66度です。

好き度総合(0度〜300度):200度

  • 印象好き度:64度
  • 歌詞好き度:70度
  • 楽曲好き度:66度

合わせて200度です。

曲の好みなところ

ほとんどピアノだけのシンプルな伴奏ながら、悲しげな主人公の情景や心情を感じられるところが好きです。

深く響くボーカルも良いです。

 

最後の方のストリングスとドラムの演奏も、感情に深く入っていくようで好きです。

曲の好みじゃないところ

最後のストリングスとドラムが入った演奏のところの、ボーカルのスキャットが合っていない気がしました。

この曲が合うシチュエーション

静かな広場や公園などでこの曲を聴けば、主人公の気分を感じることができるかもしれません。

 

■購入できるサイト■

『As If in a dream』【DUNE[10th Anniversary Edition]:9曲目】の感想

『As If in a dream』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の9曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『As If in a dream』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『As If in a dream』は9曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:ken(ケン)

とりあえず聴いた感想

肌寒い夜中の都会のような雰囲気。

疾走感があり、移動している感じがあります。

歌詞を覚えている影響もあるのかもしれません。

 

曲調から悲しさ、後悔、切なさを感じます。

美しさや都会的なオシャレな感じもします。

 

でも少し、トレンディドラマが出始めた頃の雰囲気も感じる気がします。

とはいえ30年前にできた曲だということを考えると、とても先鋭的におしゃれな曲だと思います。

曲の構成別の感想

イントロ

夜中の都会のような雰囲気です。

都会の整っていて美しくて冷たい雰囲気がします。

 

ギターの静かな始まりから、シンバルの音が少し。

そしていきなり音が加わり、少しつっかかるような演奏から疾走感がある演奏へ。

Aメロ1

速度が遅くなったように感じます。

主人公が戸惑いから一瞬頭が真っ白になり、段々考えられるようになっていくような感じです。

Bメロ1

少し速度が出ます。

主人公が彼女との現状に気づいたような感じに思えます。

Aメロ2

少し速度があったところから、だんだんまた速度が出てきます。

後半から少し、ボーカルの表現が大きくなります。

Bメロ2

しっかりしたドラム。

主人公の思いが確信に変わったように。

サビ1

主人公が彼女との幸せだったときのような夢を見ていた自分に気づくところです。

疾走感から、最後の方に少し速度がやみ、また疾走感のある演奏へ。

間奏

グネグネとしたギターの音が、主人公の戸惑いを表しているようです。

ドラムとベースは疾走感があります。

 

そして、つっかかるようなイントロと同じような演奏から、また少し疾走感の出るCメロへ。

Cメロ

少しの疾走感。

ボーカルの表現が大きいです。

Bメロ3

少しの疾走感。

ボーカルの力ない感じとはがゆい感じが出ている歌い方が良いです。

サビ2

ボーカルの表現が大きいです。

動くベース。

淡々としたドラム。

Dメロ

推進力のあるような演奏に。

夢の中のような、ポンポンという高い音がします。

アウトロ

終わりを感じさせるような演奏に、彼女のことを気にかける主人公の言葉がのって終わりです。

ボーカルのささやくような歌い方が良いです。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):71度

とても美しく、都会的でオシャレな曲です。

夜中の澄んだ空気感も感じられます。

 

ただ、個人的にはオシャレさよりもっとおもしろさや刺激を求めてしまいます。

音楽的に知識がある人は評価が高いかもしれませんが、私にはちょっとオシャレ過ぎる気がします。

 

私は世界に深く沈み込めるような曲が好きですが、この曲は沈み込むというより空気感の中に入り込むといった感じではないでしょうか。

ということで、この曲の全体好き度は71度です。

歌詞好き度(0度〜100度):80度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel As if in a dream 歌詞 - 歌ネット

 

ただ曲を聴いた時点では、「悲しさ・後悔・切なさ」を感じました。

歌詞を読むと、「悲しさ・後悔・切なさ」は薄っすらとある気がします。

一番の感情は「戸惑い」でしょうか。

 

恋人との間に修復できない溝が見え始めたけれど、どうすることもできない主人公の戸惑いが描かれているようです。

主人公は相手の気持ちにそれまで気づいていなかったんですね。

気づいたときには遅すぎたということでしょうか。

 

しかし、恋人と別れたのか別れていないのか微妙なところです。

主人公は相手との上手くいっていない空気を感じた帰り道、心の中をぐるぐるさせながら、彼女への恋心を感じている様子。

なんで溝ができちゃったんだろうね、と同情してしまいます。

 

バスか電車か、タクシーか。

夜の街を移動する乗り物の窓から外を眺めていると、窓に映った暗い表情の自分の顔に気がついた感じとか。

夜明けが近い街の中、1人でぼーっとしながら彼女のことを考えている姿とか。

そんな姿が思い浮かび、そのときの心情まで感じられそうです。

 

この曲の歌詞は言葉や表現がきれいです。

私の好きなやつです。

歌詞を読んでいると、主人公に対してもどかしい感じがするのも良いですね。

この曲の歌詞好き度は、80度です。

楽曲好き度(0度〜100度):73度

都会の美しくて冷たい雰囲気と、主人公の心の温度を感じるようなオシャレで美しい曲です。

 

フレーズでここが良いとかは特にありませんが、曲全体の雰囲気が美しくて冷たくてオシャレで素敵な曲です。

歌詞のもどかしい感じも良いです。

 

この曲の楽曲好き度は73度です。

好き度総合(0度〜300度):224度

  • 印象好き度:71度
  • 歌詞好き度:80度
  • 楽曲好き度:73度

合わせて224度です。

曲の好みなところ

都会的な美しさと冷たさを感じるオシャレな曲調が好きです。

もどかしい主人公を感じる歌詞も良いです。

主人公の姿と心情を感じられるのも、歌詞の良いところです。

曲の好みじゃないところ

ボーカルで、ちょっと歌い方が気になるところがありました。

この曲が合うシチュエーション

都会の夜のドライブに合うのではないでしょうか。

 

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『追憶の情景』【DUNE[10th Anniversary Edition]:8曲目】の感想

『追憶の情景』はアルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の8曲目に収録されています。

 

■試聴はこちら(購入もできます)■
L'Arc〜en〜Ciel『追憶の情景』

曲情報

収録しているアルバム

アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』

2004年4月21日発売。

 

 インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。

 

『追憶の情景』は8曲目に収録。

 

■購入できるサイト■

作詞者・作曲者

作詞者:hyde(ハイド)

作曲者:L'Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル

とりあえず聴いた感想

穏やかなギターの音色から始まります。

他の楽器が加わり、次第に哀愁ある感じに。

 

ゆっくりとした曲です。

切なさと悲しさと後悔といった感じです。

 

サビで、感情があふれるようなボーカルになります。

 

力なく止まっているような主人公の様子を感じます。

曲の構成別の感想

イントロ

穏やかなアコースティックギターの音色がしばらく鳴ります。

ぼーっとしながら、考えを巡らせている主人公の頭の中のようです。

 

少しの無音。

そしてギター、ベースの演奏。

ギターが、主人公が考えを巡らせている様子を表しているようです。

時を表すようなカッカッという音が少し続きます(リムショット(スネアドラムのふち(リム)を叩く音)?)。

 

シャーッというきらびやかな音のあとに、ドラムも入ります。

アコースティックギターの音が目立ちます。

哀愁のある音です。

ジャラジャラというギターの音もします。

Aメロ1

存在感のあるボーカル。

深く響きます。

 

停滞した中を歩くようなドラムの音です。

ベースもそんな感じです。

 

ジャラジャラとしたギターは、きらびやかでもあります。

太陽光と木の葉のゆらめきのようです。

Bメロ1

少し明るい雰囲気。

ドラムの音も少しテンポが良くなります。

ベースの音も、少し明るく感じます。

Aメロ2

また停滞中を歩くようなドラムとベース。

ジャラジャラギター。

穏やかで明るい自然の中を歩きながら、思い悩んでいる主人公の姿が浮かびます。

(歌詞によると水辺でたたずんでいるようなので、考えが進むことと歩いている感じが重なるのかもしれません)

 

途中から、ピチカートのような弦楽器を指ではじいたような音。

長音のギターも鳴ります。

Bメロ2

少し明るい雰囲気。

ギターのトレモロ(同一音の急速度な反復。震えるような音)。

ジャランとした別のギターの音も鳴っています。

サビ1

感情があふれるような高らかなボーカルです。

演奏は戸惑いのような雰囲気。

後悔も感じる気がします(歌詞を読むと違う気もしますが)。

間奏

エレキギターが高らかに鳴ります。

ドラムもテンポが上がったように聞こえます。

 

途中から哀愁のあるメロディーのアコースティックギターと、ドラムの音。

 

そして、アコースティックギターの音だけに。

 

ドラムとベースが加わります。

少し疾走感が出ます。

明るい雰囲気。

ジャラジャラというギターの音が、太陽の光とそれを受けた明るい緑の木の葉を思わせます。

Cメロ

明るい雰囲気が続きます。

 

流れるように入り込むボーカル。

次のパートへも流れるように続きます。

Bメロ3

きらびやかなギターのジャランジャランとした音。

深く悩み苦しんでいるようなボーカル。

サビ2

ちょっと停滞しているようなドラムの音。

動くベース。

感情を出しているようなボーカル。

サビ3

ジャラジャラとしたギターの音。

動くベース。

感情を出しているようなボーカル。

アウトロ

戸惑いながらも淡々と鳴る心臓のようなドラムの音。

ベースも動きはあるけれど、淡々とした感じがします。

ギターもおとなしいです。

シンセサイザーの音もあります。

ときどき、ボーカルが入ります。

 

少し疾走感が復活し、やがて演奏がやみます。

好き度評価

印象好き度(0度〜100度):62度

切なさや哀愁を感じられ、深く響くような曲です。

そこは良いのですが、ゆっくりの曲は個人的にはあまり興味を引かれないです。

 

ちょっと聞こえた歌詞からも、後悔の曲のように感じられます。

深い感情を感じる曲は好きです。

 

全体好き度は、62度です。

歌詞好き度(0度〜100度):76度

歌詞はこちらです。

L'Arc~en~Ciel 追憶の情景 歌詞 - 歌ネット

 

綺麗な言葉の歌詞です。

好きです。

 

歌詞を読むと、曲を聴いたときに感じた「後悔」とは違う感情かもしれません。

主人公が相手(あなた)との関係を終わらせたようです。

 

そんな自分を責める気持ちもある。

でも、自分の心に嘘はつけない。

 

なぜだかはっきりとはしないけれど、相手との関係を終わらせてしまった。

それはどうしてなのだろうと、自分の気持ちを探している。

でも、わからない。

 

白黒つけられない感情が上手く表現されていると思います。

素敵な歌詞は、76度の高度数です。

楽曲好き度(0度〜100度):65度

哀愁あるアコースティックギターの存在感が光る曲です。

悲壮感のある、深く響くボーカルも良いです。

 

すがすがしい自然の中で、思い悩む主人公がたたずむ情景が思い浮かびます。

ゆっくりした曲はあまり関心がないのですが、アコースティックギターの演奏とか、ドラムのリズムとか、ベースの響きとか、悲壮感のあるボーカルとか、改めて注目(注耳?)すると良い感じです。

 

でもやっぱりゆっくりした曲は、他の曲に比べるとあんまり聴きたいと思わない気がします。

楽曲好き度は、65度くらいかな。

好き度総合(0度〜300度):203度

  • 印象好き度:62度
  • 歌詞好き度:76度
  • 楽曲好き度:65度

合わせて203度です。

曲の好みなところ

白黒つけられない感情を表している、綺麗な言葉の歌詞が素敵です。

哀愁のあるアコースティックギターの存在感のある演奏も良いです。

 

停滞を表すようなドラムとベースも、主人公の心情の感じが出ています。

曲の好みじゃないところ

ゆっくりの曲調は興味をあまり引かれません。

この曲が合うシチュエーション

一人きりの部屋で温かい飲み物を飲みながらこの曲を聴けば、答えの出せなかった自分自身の思い出が蘇るかもしれません。

 

■購入できるサイト■