アルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の全体的な感想
この記事では、アルバム『DUNE[10th Anniversary Edition]』の全体的な感想を載せています。
アルバム情報
アルバム名:『DUNE[10th Anniversary Edition]』
2004年4月21日発売。
インディーズ時期の1993年に発表されたファースト・アルバムを、3曲のボーナス・トラックを新たに加えてジャケットも新しくして再発売したもの。
アルバム全体を通して聴いた感想
寝不足のせいか、出だしの2曲が流れている間は少し眠くなりがちでした。
個性の強い曲と、強烈な歌詞の3曲目(『Taste of love』)で目が覚めました。
全体を通して、生き生きとした生命感があります。
異世界を体験したいようなときに聴きたいアルバムです。
アルバム全体の好き度評価
印象好き度(0度〜100度):78度
「印象好き度」とは、アルバムの曲全体を通して聴いたときの好き度を0度〜100度の間で表したものです。
あれこれ考えずにアルバムの曲を最初から最後まで通して聴いたときの印象、といった感じです。
このアルバムはときどき聴きたくなるようなアルバムです。
バラエティーに富んで生き生きとした曲目に浸りたくなったり、昔の雰囲気を味わいたい気持ちになったりしたときに聴きたくなります。
神秘的な雰囲気もある気がします。
しかし、積極的にいつも聴きたいわけではないところが、80度まではいかない理由です。
このアルバムの印象好き度は、78度です。
歌詞好き度の平均度数(0度〜100度):71度
「歌詞好き度」とは、歌詞だけを読んだときの好き度を0度〜100度の間で表したものです。
アルバムでは、アルバム収録曲の平均度数になります。
タイトルのリンクから、詳しい感想の記事に移ります。
曲順 | タイトル | 歌詞好き度 | コメント |
---|---|---|---|
1 | Shutting from the sky | 60 | 思い出から解き放たれ、前進しようとしている |
2 | Voice | 72 | 前進を望んでいる主人公の姿を感じる |
3 | Taste of love | 68 | 極端な恋愛観に思いを巡らせる |
4 | Entichers | 64 | 先の見えない恋が悲しい |
5 | Floods of tears | 73 | 恋人への失望・未練を経て境遇を受け入れている。雨、子どもたち、あふれる涙など情景が浮かぶ |
6 | Dune | 69 | 許されない恋の物語 |
7 | Be destined | 66 | 本の世界へ現実逃避 |
8 | 追憶の情景 | 76 | 白黒つけられない感情が表現されている |
9 | As If in a dream | 78 | 主人公の恋人への戸惑いと恋心を感じ、主人公の姿が浮かぶ歌詞 |
10 | 失われた眺め | 70 | 短い歌詞の中で、情景と主人公の心情の変化が感じられる |
11 | Floods of tears(single version) | 67 | 恋人への失望・未練を経て境遇を受け入れている。オリジナル曲の歌詞と一緒だが、曲とともに印象が薄くなった |
12 | 夜想花 | 77 | 命が消えることへの不安と覚悟を感じる |
13 | 予感 | 80 | 自分から離れていった人との再会を望んでいる |
合計度数 | 922 | ||
平均度数 | 71 | 小数点以下は四捨五入 |
このアルバムの歌詞は詩的で抽象的ながら、情景や主人公の感情が感じられます。
また、言葉の美しさも魅力です。
楽曲好き度の平均度数(0度〜100度):71度
「楽曲好き度」は、楽曲のメロディーやリズムなど、聞こえる音について感じた好き度を0度〜100度の間で表したものです。
ボーカルの声や言葉も音として考えます。
ですが、聞こえてくる歌詞の意味が浮べば、それも考えます。
アルバムでは、アルバム収録曲の平均度数になります。
タイトルのリンクから、詳しい感想の記事に移ります。
曲順 | タイトル | 楽曲好き度 | コメント |
---|---|---|---|
1 | Shutting from the sky | 75 | 光や生命を感じる明るい曲 |
2 | Voice | 67 | オシャレな雰囲気で、ボーカルの表現が多彩 |
3 | Taste of love | 70 | 妖しく挑発的な曲の雰囲気と深いボーカルが良い |
4 | Entichers | 69 | フラメンコとジャズとロックが混ざった感じでおもしろい |
5 | Floods of tears | 76 | 切なくて悲しいのに明るくて爽やかな印象の不思議な曲 |
6 | Dune | 68 | 疾走感の中に不安やせわしなさを感じる |
7 | Be destined | 83 | 現実と幻想を行き来するように揺さぶられる |
8 | 追憶の情景 | 65 | 哀愁あるアコースティックギターの存在感が光る曲 |
9 | As If in a dream | 71 | 都会の美しくて冷たい雰囲気と、主人公の心の温度を感じるようなオシャレで美しい曲 |
10 | 失われた眺め | 66 | ピアノ伴奏で、悲しげなボーカルが際立つ |
11 | Floods of tears(single version) | 64 | 切なくて悲しいのに明るくて爽やかな印象の不思議な曲。オリジナル曲より生命感や迫力・臨場感がないが、力ないボーカルが主人公の悲しさや失望感をより表している |
12 | 夜想花 | 80 | 現実と幻想の間にいる主人公の不安を感じる |
13 | 予感 | 74 | 前向きな予感に対する期待感を感じる |
合計度数 | 928 | ||
平均度数 | 71 | 小数点以下は四捨五入 |
マイナーで独特な世界観がおもしろいです。
好き度総合(0度〜300度):220度
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アルバムの印象好き度:78度
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歌詞好き度の平均度数:71度
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楽曲好き度の平均度数:71度
合わせて、好き度総合は220度です。
アルバム収録曲
1.Shutting from the sky
将来に対する意欲を感じる、明るい曲です。
2.Voice
切なさと懐かしさ、未来への期待を感じる曲です。
3.Taste of love
妖しく挑発的な雰囲気が魅力の曲です。
4.Entichers
異国情緒漂う曲です。
5.Floods of tears
切なく悲しいのに、アップテンポで爽やかな曲です。
6.Dune
訳ありでせわしない感じの曲です。
7.Be destined
妖しく不穏な雰囲気が刺激的な曲です。
8.追憶の情景
切なさや哀愁を感じられ、深く響くような曲です。
9.As If in a dream
夜の澄んだ冷たい空気感がある、都会的でオシャレな曲です。
10.失われた眺め
ピアノ伴奏による、悲しげで美しい曲です。
11.Floods of tears(single version)
切なく悲しいのに、アップテンポで爽やかな曲です。
オリジナル曲よりボーカルに力がないので、悲しさや失望感が増しています。
12.夜想花
不穏でおどろおどろしく、幻想的な曲です。
13.予感
全体的に明るく、期待を感じる曲です。
アルバムについて、ひとこと
暗い曲も明るい曲も、生き生きとした生命感を感じます。
一つひとつの曲が独特の世界観を持ち、バラエティーに富んでいます。
それぞれの曲の世界に、どっぷりとハマってください。